なぜ、しょくすりをつくったのか?

 

「なりちゃんの脳みそがあったらいいのに」

 

・・・この言葉から、このサイトが生まれました。

もともと管理栄養士として、大学時代にNPO法人を起業し、農や食にまつわるイベント企画、商品開発、食育授業などを展開していました。

 

現在、松下政経塾第38期生として、食と健康をテーマに学ぶ塾生・・・まぁ、書生さんのような者です。

いまは、勉学に勤しむ身ですが、卒塾後は、学びをいかし、もう一度起業しようとしています。つまり、一般的には、起業準備中の人って思ってもらえたらいいんじゃないかなと。

 

私は管理栄養士という職業柄、さまざまな食や健康にまつわる情報が集まってきます。そうした学びを蓄積していく上で、いかに日々の一食が、人間の身体と心をつくり、社会を形成していくかということを実感しています。そうした情報がどんどん溜まっていくなかで、いろんな食や健康にまつわるご相談をいただく機会も増えてきました。

 

自分一人で対応できる量なんて決まってます。

でも管理栄養士として、健康にしたい人たちはたくさんいる。

 

 

そうした思いを持ちながら、悶々としていたところに、「なりちゃんの脳みそがあったらいいのに」という同期からの発言。

その真意は、私(管理栄養士)の知識が、みんなの手に届けば、そりゃ毎日健康的なものなんて食べられないけど、みんな健康に近づけるし、国家資格(管理栄養士)の知識なんてそうそうに学ぶことなんてできないけど、ほしいところだけでも情報が得られたらすごく助かる、というものでした。

 

・・・そうか、私の脳みそをアウトソーシングすればいいんだ。

 

その発想から、この「しょくすり(食×くすり)」が生まれています。日々やりたいことが多すぎて、なかなか更新できていないところも多々ありますが、サイトにあるページがひとつずつ埋まり、本当の意味でサイトが完成した頃には、日々の食選択に悩む人、身体の不調に困っている人、なんらかの食に制限を抱えている人にとって、一人の管理栄養士としての知恵をお届けできるのではないか?・・・そんな思いでつくっています。

 

もちろん、ここに載せてるすべての情報が正しいとも限りません。

栄養学という学問はまだまだ歴史が浅く、明日には情報は変わったり、知見が増えていたりします。未知の部分もたくさんあります。栄養学といっても、個人の思想や嗜好も含まれます。私も、試行錯誤の日々です。

ここに来ていただいたみなさまには、管理栄養士のひとつの見解を得ることで、ご自身の食事選びの判断の軸を養い、役立ててもらえたらと思っています。

 

 

 

 

少しだけ、自分の話をさせてください。

 

私は、13歳のとき、病気になりました。手術があと二日遅ければ、死んでいました。

 

力が入らない

自分で動くこともできない

自分の身体はどうなってしまったんだ

死ぬかもしれない

原因がわからないってどういうこと?

お腹を切るのはいやだ

傷が残るなんていやだ

結婚できない

もうつらい

この痛みから解放してほしい

死にたくない

病気になってから気づくんじゃ遅い

なんで私だけこうなってるの?

健康であるってどんなに大事か

身体が資本ってこういうことか

友達に会えない

バスケしたい

でも、こんなガリガリの身体じゃできない

勉強もできてないし、追いつけるかな

戻ってくる場所あるのかな

 

その前に、生きられるのかな

 

 

 

・・・あの時は、白い病棟で寝っ転がりながら、いろんなことを考えていました。

幸い生きて帰ってこられましたが、その後なかなか食事がたべられず、体力が戻るのにも時間がかかり、苦しい思いをしました。

 

これがまだ中学生だったからよかった、友達が全部ノートつくってくれたから勉強も遅れずに済んで本当によかった、両親がお金払ってくれたから露頭に迷わなかった、そんなふうに思いましたが、これが社会人だったらどうなっていただろう?仕事辞めるのかな?お金どうするのかな?と、さまざまな思考がめぐりました。

そうした生活の中で、私は、食と健康をライフワークにする!!!ということを決意し、管理栄養士の道を選びました。

 

 

私の知識、すべて公開します。

私のように苦しい思いをする人を一人でも減らしたい。

そのためには、病気になってから医療にかかるのではなく、「いい食習慣を築く」ことで、未然に身体を食で、内側から整えていくということが大切です。

 

予防医学ならぬ、予防食学を提唱したい。

 

 

食は単に身体の細胞をつくるだけじゃありません。心を、人間を、つくるものです。

食生活が乱れれば、身体が乱れるだけではなく、心が乱れます。

 

・・・それは、私が身をもって経験したから、よくわかります。

 

 

 

食が豊かになれば、人が豊かになる

人が豊かになれば、社会が豊かになる

 

食は、自分をつくるだけじゃなく、その一食、なにを選んだかで社会が決まります。

農業、地域、営み、製造、健康、医療、経済、外交・・・人が食べて生きている以上、食で人はつながっています。

 

だからこそ、私は食を豊かにすることで、社会を豊かにしていきたい。

そのために、一人の管理栄養士として、活動していきたいと思います。

 

拙い部分もあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

髙橋菜里