現代人に多い悩み・病気

口内炎が起こる原因は?早く治すための食事や控えるべき食べ物・生活習慣などについて紹介

口内炎とはなにか

口内炎とは、頬や唇、上あごの内側(口蓋)、舌、舌の下(口腔底)、歯肉など、口の中の粘膜に生じる炎症のことをいいます。

歯ぐきにできたものは「歯肉炎」、舌にできたものは「舌炎」、唇の裏などにできたものは「口唇炎」、口角にできたものは「口角炎」と呼ばれます。

口内炎の主な症状

  • 粘膜が赤くなる(発赤)
  • 腫れる(腫脹)
  • 白くなる(白斑)
  • 粘膜の表面が硬くなる(硬結)
  • ただれる(びらん)
  • 粘膜の表面がはがれる、えぐれる(潰瘍)
  • 水ぶくれができる(水疱)
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口内炎の種類

一般的に多くの方が引き起こすのが「アフタ性口内炎」

口内炎が起きた多くの方は、こちらのアフタ性口内炎(潰瘍性口内炎)と呼ばれるものです。アフタ性口内炎は、境目がはっきりした2~10mm程度の丸くて白い潰瘍(アフタ)ができ、周囲が赤くなります。時には2〜3個同時にできたりします。何度も繰り返してできる場合は、再発性アフタ性口内炎と呼ばれます。

原因としては、

  • 栄養不足(ビタミンB群不足)
  • 免疫力の低下
  • ストレス
  • 睡眠不足
  • 口腔粘膜の損傷
  • ベーチェット病などの全身性疾患の症状

が挙げられます。

通常ですと、1〜2週間程度で自然に消滅します。

物理的な刺激によって起こる「カタル性口内炎」

「カタル性口内炎」は、ほおの内側を噛んでしまったりしたときの細菌の繁殖、熱湯や薬品の刺激、入れ歯や矯正器具の接触などが原因で起こる口内炎です。口の粘膜が赤く腫れたり水疱ができたりします。ヒリヒリとした痛み(灼熱感)を感じたり、口臭が生じたりすることもあります。辛いものや酸っぱいものを食べると痛みが出るため、カタル性口内炎の場合は、刺激物の摂取を控えましょう。

ウイルスや細菌の増殖による「ウイルス性口内炎」

他にも、ウイルスや細菌が原因で引き起こされる口内炎もあります。口腔内が赤くただれたり、びらんを生じることもあります。

  • 単純ヘルペスウイルスの感染が原因のヘルペス性口内炎(口唇へルペス)
  • 梅毒・淋病・クラミジアなど、性感染症(STD)による口内炎
  • カビ(真菌)の一種であるカンジダ菌(常在菌)が免疫力の低下により増殖するカンジダ性口内炎

食べ物や薬物、金属などによる「アレルギー性口内炎」

アレルギー反応を起こし、口の中の粘膜の炎症が起こる「アレルギー性口内炎」は、食べ物、薬物、金属などが原因となります。

喫煙者が起きやすい「ニコチン性口内炎」

喫煙の習慣により口の中が長期間熱にさらされることにより起こる「ニコチン性口内炎」もあります。口の中の粘膜や舌に白斑ができ、がんに変化するおそれもあります。

口内炎ができやすい生活習慣

  • 栄養の偏った食生活(ビタミンB2・ビタミンB6不足
  • 糖質の多い食事
  • 唾液が少ない(ドライマウス)
  • 睡眠時間の乱れ、睡眠不足
  • 激しい運動
  • ストレス過多の生活
  • 歯磨きの際の強いブラッシング
  • 生理前や妊娠期のホルモンバランスの乱れ
口内炎を治すための栄養学①ビタミンB群を日々摂取する

 

口内炎には様々な原因が考えられますが、最大の要因は免疫力の低下であり、とりわけ、ビタミンB2やビタミンB6といったビタミンB群の不足が口内炎を引き起こしやすくするといわれています。しかし、ビタミンB群といわれて、その食品を摂取すればすぐ治るのかと言われるとそういうわけではなく、ビタミンB群は水溶性であるため、一度に多量に摂取しても余剰分は尿中に排泄され、毎日の摂取が必要な栄養素です。

ビタミンB2は、レバー、うなぎ、卵、納豆、葉っぱものの野菜類などに多く含まれています。

ビタミンB6は、赤身魚、ヒレ肉やささみなどの脂が少ない肉類に多く含まれています。

ただし、先述した通り、ビタミンB群は水溶性であるため、調理法には気をつけてください。洗ったり、煮物などにすると、栄養成分が流れ出てしまうため、洗いすぎないようにしたり、煮汁ごと食べるメニューがおすすめです。

 

口内炎を治したい時におすすめの一品

口内炎を治したい時は、糖質が少なく、ビタミンB群が手軽に摂取できるメニューがおすすめです。

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口内炎が起きている時に控えるべき食事

①辛い食べ物

スパイスカレーやわざびなどの刺激物、タイやベトナム、韓国料理など香辛料を使った辛い食べ物は口腔内を刺激するため、控えるようにしてください。

口内炎を治すための栄養学②こまめに水分摂取をする

 

口腔内が乾燥すると、口腔内の細菌やウイルスが繁殖しやすくなり、口内炎ができやすくなります。こまめな水分摂取を心がけ、口腔内の乾燥を防ぎましょう。うがいなども効果的です。

 

②熱い食べ物

ラーメンやスープなどの熱い食べ物は、口内炎を刺激して、悪化させる恐れがあります。よく冷ましてから摂取するか、口内炎のでき始めには控えたほうが良いでしょう。

③味の濃い食べ物

とんこつ、お好み焼きなどのソース類、スナック菓子などの味の濃い食べ物はビタミンB群を消費しやすく、口内炎の治りを遅くさせるため、控えてください。

④糖質の多い食べ物

パン、麺類、洋菓子など、糖質を多く含む食べ物は、糖質を分解する際に、ビタミンB群を消費するため、口内炎を早く治したい時には、摂り過ぎないようにしましょう。

⑤アルコールや炭酸飲料

アルコールは、④と同様に、代謝する際にビタミンB群を消費するため、なるべく控えたほうが良いです。また、炭酸飲料は、炭酸の刺激が口内炎を悪化させる恐れがあるため、飲み物は水やお茶類が好ましいでしょう。

口内炎は生活習慣の乱れの結果、根本的な改善を

口内炎が起きると、食べるのがつらくなったり、痛さで集中できなかったり、気分が下がったりしますよね。口内炎は生活習慣の乱れから引き起こされます。原因は人それぞれありますが、主に生活習慣の乱れがあらわれたサインが口内炎でもあります。

口内炎ができたことを機に、自分自身の食生活や生活習慣を見直してみてください。

口内炎を治すための栄養学③良質な睡眠を心がける

 

睡眠不足は、口内炎を引き起こす原因といわれています。就寝前のスマホやPCを控えたり、ゆったりとした音楽を流す、ストレッチを行うなどしながら、睡眠時間の確保を心がけましょう。

 

 

ABOUT ME
髙橋菜里(管理栄養士・食養家)
しょくすり運営者。食が豊かになれば人が豊かになる、人が豊かになれば社会が豊かになるを信念に、食からはじめる健康管理(=予防食学)を発信しています。「大切なひと・もの・ことを健康にするお手伝い」を仕事としており、サイト管理運用をはじめ、商品やレシピの開発、食と健康講座、講演、電子書籍、コラムの執筆など幅広く活動中。著書に「がんばらないおせち」
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