行事食

エイプリルフールと食事(一番簡単なポワソンダブリルのレシピ付き)

エイプリルフールとはなにか?

毎年4月1日、「罪のない嘘やいたずらで笑わせてもいい」という風習のことを、エイプリルフールといいます。4月1日をエイプリルフールと呼ぶ方もいれば、4月1日の午前中のみをエイプリルフールと表現する方など様々ですよね。

エイプリルフールって世界でどう表現されているの?

 

エイプリルフールは世界でもさまざまな表現がされており、日本語では「四月馬鹿」、漢語では「万愚節」、中国語では「愚人節」、フランス語では、「ポワソンダブリルPoisson d’avril, 四月の魚)」といわれています[1]Wikipedia『エイプリルフール

 

エイプリルフールの由来

エイプリルフールの由来には、諸説あります。

  1. 3世紀までさかのぼるインドの春祭りに、いたずらをし合う風習があり、それがヨーロッパに伝わったという説。色の付いた水や粉をかけ合う「ホーリー祭」の原型。
  2. 古代ペルシャ発祥で、「嘘の13日目」といって、春分から数えて13日目である4月1日前後にいたずらをする「シズダベダール」というお祭りが原型という説。
  3. 1564年にフランスで「新年の始まりを1月1日とする」という改暦があったとき、それに反対した人たちが、旧暦のままの4月1日を祝ったのが始まりという説。
  4. 17世紀にイギリスで行われていた、君主制回復を祝う「オークアップルデー」が起源という説[2]じゃらんニュース『エイプリルフールとは?意味や由来から世界各国の風習やルールまで。おもしろネタも!
スポンサーリンク

エイプリルフールと食事

日本のエイプリルフールと食事

日本では、エイプリルフールに決まった食事や食文化はありませんが、近年はエイプリルフールにちなんだ食品企業の面白ネタや、本物を模してつくるトリックフードなどが流行っています。

フランスのエイプリルフールと食事

フランスでは、エイプリルフールは「ポワソンダブリル(poisson d’avril)」といって、魚の絵を描いて誰かの背中にこっそりと貼りつけるといったいたずらも許されています。

色とりどりの魚の形をしたパイやケーキなどのスイーツを食べる文化があります。

イギリスのエイプリルフールと食

「嘘は午前中だけ」というルールがあるのが、イギリス。この日は午前中だけはオークの小枝を身に付けねばならず、身に付けていないと、卵を投げつけられたり、細かいトゲのあるイラクサで叩かれたりするそうです。企業もこぞって嘘をつくようで、それが混乱を招かないためにも、午後には種明かしをする文化があります。

イギリスのエイプリルフールといえば、「スパゲッティの木」が有名ですよね。

1951年にBBCが「今年はスパゲッティが豊作!皆は収穫を楽しんでいます」とスパゲッティが実った木の様子を放送し、どうやって栽培しているんだと問い合わせが殺到した伝説のエイプリルフールジョークです。

中国・イスラム圏のエイプリルフール

中国やイスラム圏では、言葉にはなりつつも、今はエイプリルフールという文化がなかったり、政治的な理由から禁じられたりしていることもあります。

 

一番簡単なポワソンダブリルのつくり方・レシピ

今日は、エイプリルフール気分を味わいたいという方のために、一番簡単なポワソンダブリルのつくり方(オープンアップルパイ)をご紹介します。

(いつもはオーブンなのですが、今日は魚焼き機で試してみました!…が、目を離した隙にうっかり端っこを焦がしました。火加減にはご注意を。笑)

材料(つくりやすい分量)

  • 冷凍パイシート   1枚
  • りんご       1/8個
  • グラニュー糖    小さじ1/2
  • (レモン汁     あればお好みで)
  • (シナモン     あればお好みで)

つくり方

  1. 冷凍パイシートは、室温で解凍し、魚型に切ります。魚型に切る際に出た生地の余りは、魚の背ビレや目などに使うと余す事なく使いきれます。
  2. りんごはいちょう切りにして、魚のうろこ模様になるように並べ、上からグラニュー糖をふりかけます。(レモン汁やシナモンがあれば、このタイミングで。)
  3. 200度のオーブンで20〜30分焼きます。(焼き色がつきすぎる場合は途中でアルミホイルを上からかぶせてください。
  4. 器に盛り付けてできあがり。

 

エイプリルフールを食でたのしもう!

エイプリルフールは、みなさんどんな嘘やいたずらで場を和ませましたか?

互いに笑いあった後は、ぜひ魚型のスイーツやスパゲッティなど一緒に食事もたのしんでくださいね。

ABOUT ME
髙橋菜里(管理栄養士・食養家)
しょくすり運営者。食が豊かになれば人が豊かになる、人が豊かになれば社会が豊かになるを信念に、食からはじめる健康管理(=予防食学)を発信しています。「大切なひと・もの・ことを健康にするお手伝い」を仕事としており、サイト管理運用をはじめ、商品やレシピの開発、食と健康講座、講演、電子書籍、コラムの執筆など幅広く活動中。著書に「がんばらないおせち」
関連記事