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コンビニに求められる多機能化と健康をつくるコンビニ食の選び方

コンビニ食を選ぶときのポイント

コンビニ食を選ぶときのポイントは3つあります。

①野菜から選ぶ

コンビニ食は、野菜不足になりやすい傾向があります。最初に野菜(サラダ、惣菜、スープなど)を選び、そこから組み合わせていくようにすると、自然とバランスが整います。

②スープや味噌汁といった汁物、水分などを摂取する

コンビニ食は味が濃く塩分が高いものが多く、それらを排出していく必要があります。コンビニ食を食べる際には、水やお茶類などの水分を多めに摂取するとよいでしょう。スープや味噌汁などにすると、野菜類や海藻類、豆類なども一緒に摂ることができます。

③一汁三菜を意識する

単価が上がるから、1品で済ませたいという方もいらっしゃるかと思います。最近は小盛りの商品も増えてきていますので、単品で主食・主菜・副菜を選ぶ、または、具だくさんの弁当を選ぶことが理想的です。

一汁三菜が難しい場合は、一汁一菜(ごはん+汁物+おかず1品)を目指してください。

※疾病別のコンビニ食については、深夜勤務者食生活ブックで詳しく取り上げられていたので、そちらをご参照ください。

さいごに

食べ物を選ぶということは、あなたの人生の小さな決定であり、自分の身体をつくり、ひいては社会のマーケットを決めます。

便利なコンビニを活かせるかどうかは、あなた次第です。

ぜひ、コンビニ食を「害食」にしないために、上手く活用していきたいですね。

 

なにを選ぶかより、なにを選ばないか?

コンビニ食を健康的に選ぶためには、なにを選ぶかということも大事ですが、同時に、なにを選ばないかが重要になってきます。

表示をみたときに、自分が知らない化合物の羅列が並ぶものを選ぶか選ばないか、こってりとした糖と脂の見た目にも美味しそうな商品を選ぶか選ばないか、自分へのご褒美を週何回買うか、魅力的な新商品をついでに購入するかしないか、レジの横にあるお菓子を足すか足さないか・・・

すべてを細かく行うことはストレスになりますが、日々の食事づくりから考えていきたいですね。

 

 

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ABOUT ME
髙橋菜里(管理栄養士・食養家)
しょくすり運営者。食が豊かになれば人が豊かになる、人が豊かになれば社会が豊かになるを信念に、食からはじめる健康管理(=予防食学)を発信しています。「大切なひと・もの・ことを健康にするお手伝い」を仕事としており、サイト管理運用をはじめ、商品やレシピの開発、食と健康講座、講演、電子書籍、コラムの執筆など幅広く活動中。著書に「がんばらないおせち」
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