おはようございます。髙橋菜里です。
今朝は、「東京・世田谷区のコンビニが野菜販売で大盛況」という様子をニュースで読みました。
日本の未来の食を考える上で、全国5万6千軒以上存在するコンビニがもつ影響力は大きいです。
多様化するコンビニ
ニュースでは、良心的な値段の野菜や果物が、30種類近く並び、「コンビニに行く」というより、「野菜や果物などの食材を買いに行く」といったスーパーに近い機能を、コンビニに求められつつある現状が取り上げられていました。
とりわけ、今年は、コロナ禍のために帰省せず、東京に留まる人が多く、正月でスーパーや外食店などは営業していないため、より一層、「青果コンビニ」の需要が高まったといえます。
こうしたコンビニの多機能化の動きは、高齢化が進む日本にとって、今後、ますます加速していくでしょう。コンビニだけでなく、ドラックストアやスーパーも多機能化に転じてきており、ゆくゆくはこれらの境目がなくなる日がくるかもしれません。
保存料の話もしかり、これからのコンビニは、「コンビニ食」「コンビニ食品」「コンビニ弁当」「コンビニ飯」といったある種、”不健康そうな食事”を売るイメージから、簡便さと健康食の両者を兼ね備えた存在に変化できるかが問われています。
そこには、企業サイドの改革だけでなく、消費者の目が育つことが、大切な視点になってきます。
今日は、そんなコンビニとの付き合い方ということで、コンビニ食を選ぶ時のポイントについてまとめていきたいと思います。
コンビニ食でよくあるNGパターン
①菓子パンとジュースのように甘いものを組み合わせ
〇〇デニッシュ、〇〇クリームパンといった菓子パンと、果物ジュースやスイーツなどを組み合わせている場合は、満腹感は少ないのに、糖質過多の状態になっています。
- 野菜や海藻を用いたサラダや副菜をプラスする
- 飲み物は、水・お茶類などにチェンジする
- 主菜となるような魚や肉類を組み合わせる
②おにぎり+そばのように炭水化物を重ねて摂るパターン
ごはんやパン類、麺類など、お腹を満たすために、食べ応えのある食品を重ねている状態です。結果的にバランスが崩れており、短期的な満足感しか得られないパターンです。
- 野菜の多いメニューを選ぶか、副菜を1品足してみましょう
- よく噛み、いつもより1分間ゆっくり食べるところからはじめてみてください
③豚骨ラーメン、中華弁当など濃い味付け
コンビニ食は、おいしく感じさせるために味づけが濃い傾向があります。そのため、塩分過多に陥りやすい傾向にあります。
- 意識的に、素材のままのものや、薄味の商品を選ぶ習慣をつける
- サラダやパスタなどについているドレッシングやソースは全部かけない
次は、コンビニ食を選ぶ時のポイントについてです。