「や」野菜類・果実類

新型コロナウイルス感染症対策レシピ#001▶︎▶︎▶︎きんぴらごぼう

新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、私が本業である「管理栄養士」としてなにができるか?を考え、今すべきことをしようという思いから、新型コロナウイルス感染症対策レシピを制作しています。

今日ご紹介するのは、きんぴらごぼう。

あれ?別に普通じゃない?と思われるかもしれませんが、レシピにはちょっぴり工夫も入ってます。(が、味に違和感はほぼないです。笑)

新型コロナウイルス感染症対策には、どんな食事がいいの?

新型コロナウイルス感染症の対策をする上で、どんな食事を摂ったらいいのか?とよく聞かれます。一言でいえば、「免疫力を高める食事」と摂ってくださいといつもお伝えしています。

免疫力を高める食事といわれても、ピンとこないかもしれません。人間の免疫の6〜7割は腸が担っているんですね。つまり、免疫力を高める食事とは、言い換えれば、腸内環境を整える食事を指します。

栄養素でいえば、食物繊維、糖質、たんぱく質、ビタミンC、ビタミンE、それから発酵食品に多く含まれている善玉菌ですね。これらを多く含む食事を摂っていただきたいと思っています。

 

ただ、いきなり、栄養素のことをいわれても、どれにどんな栄養素が入ってるかなんてわからないよ!!!という方が多いはず。そのために、管理栄養士という職業があります。

 

別に栄養素をいちいち覚える必要はありません。

私がこれからあげていくレシピの中で、「あ。これならつくれそう!」「これ食べてみようかな?」と、日常の食生活に少しとり入れていただけるだけでOKです。

一番大事なのは、たのしく食べること。

 

だから、私は管理栄養士でありながら、凝ったレシピはたまにしか作っていません。家庭の主婦たちが無理なく準備し実践してもらえなければ、レシピをつくっても意味がないからです。

日常に少しだけ栄養をプラスして、健康的な生活を後押しできたらうれしいです。

なんで、きんぴらごぼうがいいのか?

さて、前置きが長くなりましたが、なんできんぴらごぼうがいいのか?についてお話していきたいと思います。

ごぼう」は、腸改善最強食材

なんといっても、ごぼうはセルロースやリグニンと呼ばれる不溶性食物繊維がが豊富で、腸内の毒素を排泄するのに、うってつけの存在なんですね。便秘解消だけでなく、コレステロール、中性脂肪、糖分などを調整し、ガン・動脈硬化・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病予防に役立ちます。

ごぼうと味も栄養も組み合わせぴったりな「ごま

ごまは、食物繊維だけでなく、免疫細胞をつくる上で大切な良質なたんぱく質、血行を促進し”若返りビタミン”とも呼ばれているビタミンEがたっぷり含まれています。味も栄養もごぼうとぴったりな食材です。

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新型コロナウイルス感染症対策レシピ「きんぴらごぼう」のつくり方(※ちょっぴりアレンジ入れてます)

材料(2人分)

  • ごぼう   25cm
  • 酒     大さじ3
  • みりん   大さじ2
  • しょうゆ  大さじ1
  • 酢     小さじ1
  • ごま    大さじ1
  • ごま油   小さじ1
  • 七味唐辛子 適量

 

つくり方

  1. ごぼうは、皮を包丁の背でこそぐか、金たわしなどでよく洗います。 ※ごぼうは皮の間にポリフェノールが多く含まれているため、ピーラーなどで厚くむくのではなく、包丁や金たわしで表面の皮だけとるのがおすすめです。
  2. ごぼうは千切りにします。 ※ななめ薄切りにしてから、千切りにするとやりやすいです。よく笹がきでつくるきんぴらごぼうのレシピも多いですが、初心者に笹がきは手間になりハードルが上がることと、よく噛んで食べることにより、唾液が分泌され、予防効果が高まるため、今回は千切りにしてます。よく、「酢水にさらす」とありますが、それはごぼうの白さを保つためなので、今回はしょうゆで味つけてしまうので特に必要ありません。むしろ水溶性成分がでていってしまうため、軽く洗う程度で充分です。
  3. フライパンにごぼうと酒を入れて、強火にかけます。 ※油はいれないでください。
  4. 酒の水分が飛んだら、みりん、しょうゆ、酢を入れて炒めます。
  5. 汁気が半分ほどになったら、ごまとごま油をいれてよくからめます。 ※最初に油をひいて炒めることで、吸収率があがる等の表記があるレシピもありますが、先に油をいれて炒めてしまうと、ごぼうの周りに油でコーティングされてしまうため、食材の中に調味料がしみわたりにくく、余計に時間がかかったり、やたら硬い金平ごぼうになったりします。先に酒をいれてごぼうをやわらかくすることと、酢をいれて爽やかさと栄養素をプラスしているところが、このレシピのポイントです。
  6. ごまをいれるとぐっと調味料の水分を吸うため、よく全体があわさったらすぐに火をとめてください。最後にお好みで七味唐辛子をふりかけてできあがりです。

 

よかったらおうちで試してみてください♪

 

 

 

 

 

 

 

 

ABOUT ME
髙橋菜里(管理栄養士・食養家)
しょくすり運営者。食が豊かになれば人が豊かになる、人が豊かになれば社会が豊かになるを信念に、食からはじめる健康管理(=予防食学)を発信しています。「大切なひと・もの・ことを健康にするお手伝い」を仕事としており、サイト管理運用をはじめ、商品やレシピの開発、食と健康講座、講演、電子書籍、コラムの執筆など幅広く活動中。著書に「がんばらないおせち」