もうすぐクリスマスですね。今年はおうちで過ごされる方も多いのではないでしょうか?
今日は、世界のクリスマス料理ということで、イギリスのクリスマスでおなじみのローストビーフをつくります。
日本のスーパーでは、肉の内側が真っ赤にレアなものが好まれていますが、イギリスのローストビーフは、いわば「ウェルダン」です。ウェルダンといっても硬いわけではなく、火が通り切るちょうどいい加減でつくるため、お肉はしっとり柔らか。生肉が苦手だという人にも、安心して食べられるレシピになっています。
工程は時間のかかるものですが、その分、美味しさはお墨付き。
時間をかけてゆっくりつくるからこそ味わえる本格ローストビーフで、クリスマスを彩ってください。
ローストビーフの材料(4人分)
- 牛肉(イチボを使用) / 600g
- オリーブオイル / 大さじ2
- ハーブ塩 / 適量
- こしょう / 適量
- にんにく / 3片
- 油 / 大さじ1
【グレービーソース】
- 肉汁 / すべて(※作り方参照)
- ●赤ワイン / 50cc
- ●みりん / 50cc
- ●しょうゆ / 大さじ1
- ●中濃ソース / 大さじ1
- ●砂糖 / 小さじ1
- ●酢 / 小さじ1
ローストビーフのつくり方
- 肉は室温におきます。※あまり塊が厚すぎると火が入りにくいため、もし塊が分厚い場合は、長方形(まぐろのさくのような形)に切るとつくりやすくなります。
- 肉にオリーブオイルを塗り込み、多めにハーブ塩・胡椒をふりかけ、よく塗り込みます。
- にんにくはスライスにし、肉の表面につけます。
- そのまま1時間以上置いて、味をなじませます。
- フライパンに油を入れて強火にかけ、4の肉を入れます。肉の表面に焼き色をつくまで焼きます。※家のコンロによって誤差はありますが、1つの面を、2分半ずつかけるとちょうど良いです。
- 肉を天板にうつし、110℃のオーブンで40分焼きます。※この時でてきた肉汁はソース作りに使うのでフライパンごととっておいてください。
- 肉が焼けたら、そのまま10分間休ませます。
- 肉にラップをぴったりと巻いて密閉し、冷蔵庫で2〜3時間休ませます。※時間がある場合は、ここで一晩寝かせると、味が落ち着いておいしくなります。
- グレービーソースをつくります。先ほど肉の表面を焼いた6のフライパンに、●の材料を入れて中火にかけます。
- 煮汁がふつふつと沸いたら火を止めます。
- 8の肉を薄くスライスし、10のソースをお好みでかけてください。※肉がパサつくのを防ぐため、スライスするのは食べる直前に行ってください。
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あとがき
余熱を活用して調理しているため、柔らかく噛み切れます。今回はイチボを使用しました。肉の部位によっては筋が残るかもしれませんが、他部位のブロック肉でもつくれます。
最初に肉に塗り込む塩・こしょうは多めに塗ると味が際立っておいしく仕上がります。
今年のクリスマスは、ぜひ自宅で海外気分を味わってください。