「や」野菜類・果実類

牛蒡(ごぼう)の栄養学

ごぼう

食用として食べるのは日本くらいで、他国では薬として利用されていたごぼう。

最近では、その健康性の高さから、欧米などでも「gobo」の愛称で親しまれています。

ごぼうの選び方

  • 泥付きのもののほうが、風味も鮮度も保ちやすい
  • 太さが均一なもの

ごぼうの栄養

香りとうま味は皮の付近に多いため、皮は洗いすぎないほうがよいです。解毒作用や発汗作用に優れており、にきびや発疹など体内に老廃物が溜まることによって起こる病気に効果があります。

食物繊維

セルロースやリグニンなどの不溶性食物繊維が、腸内での乳酸菌の活動を促進させ、整腸作用の効果があります。便秘解消だけでなく、コレステロール、中性脂肪、糖分などを調整し、ガン・動脈硬化・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病予防に役立ちます。

イヌリン

血糖値を下げる働きがあるほか、腎臓の働きを高め、利尿効果があります。

カリウム

高血圧予防効果が期待されています。

 

他にも、

  • マグネシウム
  • 亜鉛

などを多く含みます。

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ごぼうの料理

白く仕上げたいときは、酢水につけると変色を防ぐことができますが、長時間つけたままにするとポリフェノールなどの栄養素が流出するため、早めに食べきることが好ましいです。

またごぼうには特有の香りから、臭み消しにむいており、肉や魚と一緒に煮込むのがおすすめです。

茎の付け根:香りが強い→金平ごぼう

穂   先:やわらかく甘みがある→和え物・ピクルス

ごぼうの保存方法

泥付きごぼう

新聞紙に包んで、冷暗所で保存

洗いごぼう

ラップでくるんで、野菜室で保存。香りが飛ぶため、なるべく早めに使い切ったほうが良いです。

おいしい生産者紹介

ABOUT ME
髙橋菜里(管理栄養士・食養家)
しょくすり運営者。食が豊かになれば人が豊かになる、人が豊かになれば社会が豊かになるを信念に、食からはじめる健康管理(=予防食学)を発信しています。「大切なひと・もの・ことを健康にするお手伝い」を仕事としており、サイト管理運用をはじめ、商品やレシピの開発、食と健康講座、講演、電子書籍、コラムの執筆など幅広く活動中。著書に「がんばらないおせち」
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