ごはんもの

白黒2色のいなり寿司のつくり方 / レシピ 〜黒いなり編〜

今日は、白と黒の2色でいなり寿司をつくりましたので、レシピをご紹介します。

前回が白いなりだったので、今日は黒いなりをご紹介。基本は白いなりと工程は同じ部分が多いですが、味付けには色々と工夫してます。

黒っていうから、まぁ予想通りかもしれないですが、黒糖を使うんですね。

黒糖使うとなると、「え、濃いのかな?」「甘ったるそう・・」なんて思われるかもしれませんが、この黒いなりは、そういう味が苦手な髙橋(笑)がつくってるので、外は甘いのですが、中が爽やかなので、あんまりくどくありません。

黒いなり寿司

材料

  • 油揚げ    10枚
    • 黒糖   大さじ4
    • 醤油   大さじ3
    • みりん  大さじ2
    • だし汁  300cc
  • 米      2合
    • ゆず   1/2個
    • 三つ葉  5本程度
    • 酢    大さじ4
    • 砂糖   大さじ3
    • 塩    2つまみ

つくり方

  1. 油揚げの「油抜き」をします。まず、油揚げをまな板にのせ、上から菜箸をころころと転がします。(こうすることで、油揚げがはがれやすくなり、お米がつめやすくなります。)
  2. 大きめの鍋に熱湯を沸かし、油揚げを入れて3分ほど茹でます。(熱湯をかけるのではなく、きちんと鍋で茹でることで、油揚げの臭みが抜けて、煮汁の味が引き立ちます。)油揚げは浮きやすいので、菜箸で軽く沈めながら茹でると良いです。茹で上がったらザルにあげます。
  3. 鍋に、黒糖、醤油、みりん、だし汁を入れて火にかけます。フツフツと沸騰したら、油揚げを敷き詰めます。(この時、扇型のように円形に並べると、均一に煮汁が染み込みます。)
  4. 中火に5分ほどかけて、火をとめます。粗熱がとれたら、タッパーに入れます。(ここで一晩おくと、あげに味が染み込んでおいしくなります。)
  5. 米を炊飯器で通常通りに炊きます。ごはんを炊いている間に、鍋に酢、砂糖、塩を入れて、砂糖が溶けるまで火にかけ、寿司酢をつくりましょう。
  6. さらに一工夫。ゆずを半分に切り、皮の部分をおろし金で削り、皮がきれいにとれたら、実の部分は絞って、ゆずの絞り汁を用意します。三つ葉は2mm程度に細かく刻んでおきます。
  7. ごはんが炊けたら、さきほど作った⑤の寿司酢を、炊飯ジャーに半分ほど回しかけて、蓋をしめて1分蒸らします。
  8. ごはんを切るように全体を混ぜます。残りの寿司酢と⑥のゆず皮+ゆず汁をかけ、三つ葉を入れます。再度切るように混ぜます。
  9. すし飯をそっと油揚げにつめて、形をととのえます。すし飯は、あまり入れすぎないほうが上品に仕上がります。あと、よく「油揚げの汁気を絞る」というレシピもありますが、特にこのレシピではやりません。そのほうが油揚げがふんわりと仕上がるのと、油揚げに染みた味をすし飯がすっておいしくなるからです。あんまりそういうのが好きじゃない・作ってる時に汁が垂れるのは嫌って方は、油揚げを絞ってから作ってください。
いなり寿司は、出来立てよりも、2〜3時間置いた後のほうが、味がなじんでおいしくなります。冷蔵庫にいれると米がかたくなるので、なるべくキンキンに冷たいところではなく、涼しいところでの保存が望ましいです。

 

 

ABOUT ME
髙橋菜里(管理栄養士・食養家)
しょくすり運営者。食が豊かになれば人が豊かになる、人が豊かになれば社会が豊かになるを信念に、食からはじめる健康管理(=予防食学)を発信しています。「大切なひと・もの・ことを健康にするお手伝い」を仕事としており、サイト管理運用をはじめ、商品やレシピの開発、食と健康講座、講演、電子書籍、コラムの執筆など幅広く活動中。著書に「がんばらないおせち」
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