お餅の栄養について
お餅は、手軽にエネルギー補給をしやすい、料理との相性がいいなどのメリットがあります。
①切り餅2個 = ごはん軽く1杯分
ごはん軽く1杯分と、切り餅2個がほぼ同じカロリーになります。少ない量で効率的に栄養を摂取できることがお餅のメリットです。
②消化が穏やかなため腹持ちがいい = 間食を防ぐ
お米のでんぷんの成分は、アミロースとアミロペクチンによってできています。
お餅の原料となるもち米は、アミロペクチンがほぼ100%。このアミロペクチンは、水と一緒に加熱すると粘り気が出る性質があります。これが、お餅特有のモチモチとした食感なんですね。
このアミロペクチンという成分は、粘り気があり、ゆっくりと消化吸収されるため、腹持ちがよくなります。
身体のエネルギーとなるのも、ゆっくりと持続的に働くため、持久力が必要なスポーツの前、部活動前、長時間の会議前などに適している食べ物です[1]全国餅工業協同組合『100%お餅ミュージアム』。
満腹感が長く続くため、間食防止にも効果的です。
③栄養バランスを整えやすい
お米からできているお餅は、炭水化物が豊富に含まれています。
お餅を焼いてそのまま食べる人は少なく、きなこ(大豆)、あずき、鶏肉や野菜類などと組み合わせて調理します。そのため、お餅は自然と他の食品を効率的に摂取し、栄養バランスを整えてくれます。
お餅は、お正月だけでなく、受験勉強、スポーツをする方には、普段から取り入れてほしい食材のひとつです。
その理由は、コンパクトに栄養補給できる点です。
長時間、体力や脳を酷使すると、その分、エネルギーの消費も激しいです。そんな時、ごはんを2杯、3杯食べるというのは、普段から大食いの方でなければ難しく、現実的ではありません。
とりわけ、受験やスポーツ大会などの緊張する場面では、なかなか箸が進まず、エネルギー補給ができなくて、思うようなパフォーマンスができなかった時はありませんか?
お餅は、様々な調理法があり、緊張感から唾液の分泌が減少している時でも、スープや汁物にしてあっさりと食べることもできます。
ぜひ、大事な勝負のときに、「お餅」の粘り強さを取り入れてみてください!
次は、お餅の焼き方や保存方法について
References
↑1 | 全国餅工業協同組合『100%お餅ミュージアム』 |